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   著者 : 二代目勤勉亭親不孝(にだいめ きんべんてい おやふこう)
  出版社 : すばる舎
  出版日 : 2002年10月20日
 おすすめ : ★★★☆☆(amazon評価 4.0)
 ページ数 : 221ページ


 テレビで放送されているお笑いの勢いに乗り関西弁は国内に広まったものの、名古屋弁と聞くとイマイチぱっとしない。
名古屋の街へ出れば名古屋弁が聞けるか?
多少のアクセントの違いは感じるかもしれないが、名古屋の人は名古屋弁をほとんど使っていない。
それに、名古屋弁の濁音は美しくないとよく言われる。

 最近、個人的に名古屋弁も立派な方言の1つだと考えるようになった。
書籍を調べたところ、この本に出会う。
内容は、全体的に名古屋弁で使われる言葉が紹介されている。

「ほれみい!」(そら見たことか!)
「やれすか!」(やれるはずがない!)
「まんだ」(まだ)
「ごんぼ」(ごぼう)
「よーけ」(たくさん)
「まわし」(支度)
「やーこい」(柔らかい)

 言葉以外にも、名古屋が誇るものづくりや、グルメなども紹介されている。
大須という地名のところにあるディスカウントリサイクルデパート『コメ兵』 
名古屋の子供向けテレビ番組『天才クイズ』
100メートル道路にまつわる歴史。
「金のしゃちほこ」のオスメスの大きさの違いなど。

 名古屋近辺で育った人は懐かしい話題や、言葉ばかり詰まっている1冊。
方言は時が経てばもっと存在が薄くなるだろうけど、1つの言語のつもりで名古屋弁がしゃべれるといいなと、思った。
「ほんだで、はよ、この本読んでみやぁ!」



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