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  著者 : 山口 絵理子(やまぐち えりこ)
 出版社 : 講談社
 出版日 : 2007年9月19日
おすすめ : ★★★★☆(amazon評価 平均4.6)
ページ数 : 263ページ


 バングラディッシュでジュートという生地に出会い、それをビジネスにすると誓った。
会社を立ち上げ、販売していくまで、数々の壁にぶつかる姿、しかしそれでも前へ進む姿。
並々ならぬ努力が感じ取れる一冊です。


 小学校でいじめに遭い、中学では非行に走る。
中学から柔道をはじめ、高校では男子柔道部に入部し、日本トップクラスの実力をつける。
工業高校から慶應義塾大学に合格。
大学時代に、米州開発銀行へインターンをする。

 インターン先で任されたのは、銀行内の部署に予算の割り当てをする仕事。
計算をしても、1ドルか2ドル合わないことを上司に伝えたが、大した問題ではない様子だった。
貧しい国に暮らす人にとっては、1日1ドル以下で暮らしている人がいる。
途上国に融資や援助をしている国際機関であるため、途上国がどんな状態なのかをそこで働く人に聞いてみた。
しかし、返ってくる答えは「知らない」とか「国際機関はトップであるべきだから、触れることはない」と言う。
現場の声が反映されていない実情におかしいと感じた。
これをきっかけに、アジアの最貧国であるバングラディッシュに行こうと思ったのだ。


 バングラディッシュへ行き、考えられない現実をみる。
民主主義と言いながら、票をお金で買う選挙。
そして、バングラディッシュは汚職度世界一位。
水道を使わせてもらうために行った水道局では不当な金額を請求される。
日本から送られた物が届かず郵便局に行くと、 賄賂請求される。
目の前で起きた交通事故時、近くの警察に救急車を呼ぶように頼んでも、請求される。

 山口さんは、慶應義塾大学卒業後、バングラディッシュの大学院に進学。
ある物産展でジュートに出会った。
このジュートをビジネスとして展開をして、高品質のブランドを作る決心をしたのだった。


 常に前に進む山口さんの本を読むと、前向きになれる気がする。
バングラディッシュが舞台になっているが、まだ他にもたくさんの途上国の人々がこのようにすんでいるだろうと、教えてくれる。
国際関係、アパレル関係、自己啓発などで、参考になる本です。
ぜひ読んでみてください。 



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