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著書  : 千晶、いのちの記録 心のノート
著者  : 麻生 千晶
出版社 : 文芸社
出版日 : 1999年1月25日 初版発行
おすすめ: ★★★★★(amazon評価 平均5.0) 
ページ数: 199ページ

平成10年3月9日、一人の女の子が髄膜炎で永遠の眠りについた。
3月19日の卒業式には答辞を読むことになっていたのに・・・。

麻生千晶さんが亡くなったあと、彼女の部屋から残された『心のノート』という日記を、彼女の母が見つけ、一冊の本にまとめられた。


 麻生さんは、バドミントンでジュニア女子シングルス6年の部優勝の腕前。
県大会にあたるトライアングルカップ3回戦まで勝ち上がった日記も書いている。
バドミントンが好きで練習がんばったのがわかる。

お金が買えないものは 、親友だと書いている。
親友は、時々ケンカするけど、仲直りして、意見を聞きあう。
その繰り返しで、お金では買えない絆があると。 

こうして本になったというのもあるが、日頃の日記に「死」を意識したコトが書かれている。
「もし自分があと30日しか生きられなかったら」
「もしも死なない体になったら」


 風邪の症状が出てから、体温や食事、様態などが細かく書かれている。
2月22日から3月9日まで見てみたが、あまりにも急過ぎる。


 41人のお友達からのお別れの言葉。 
「一緒に卒業しよう」「横の席がさみしくなったけど、ちあちゃんは生きてるよ」
「亡くなったこと信じていません。卒業の時くらい来てくださいね」
「今までありがとう」「もっと話をしておけばよかった」
「いつまでも仲のよい友達だからね」「私を空から見ててくださいね」
「ちあちゃんとすごした日々は最高でした」
「麻生さんの分までがんばります」「心はいつもつながっているんだから」
「ついこの間まで笑っていたちあちゃんが、どうして、なんで・・・」
「麻生さんのおかげで、1日1日を大切にして生きていきたいと思った」
「天国で見守ってください」「安心して眠ってね」
「天国でバドミントン続けてね。約束だよ」
「時々空に話しかけるから、その時は、ちゃんと返事かえしてね」


 母が千晶さんを出産する時のストーリー。
そして、千晶さんから母へのメッセージが綴られている。

 


 本の後ろに書かれた著者・麻生千晶さんのプロフィールを見てみた。
個人的な事だが、昭和60年生まれということは、当ブログを書いている私と1歳違うだけだ。
なんだか親近感が湧くと同時に、今生きているコトの尊さを改めて実感した。
 
 

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