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著者・写真 : 本橋 成一(もとはし せいいち)
 出版社  : 学習研究所
 出版日  : 2000年12月20日
 おすすめ : ★★★★☆(amazon評価 平均4.6)
 ページ数 : 119ページ

 1986年、ウクライナで起きたチェルノブイリ原発事故。
この事故で影響が出たのは、ウクライナ国内だけではなかった。
チェルノブイリはウクライナの北の国境に近い場所にある都市。
ウクライナの北に位置するベラルーシ共和国でも、放射線汚染の被害をうけた。
事故当時、100種類もの大量の放射線物質が、綺麗な自然が広がる地に降っていた。
ベラルーシの汚染地域の住民に知らされたのは数ヶ月後のこと。

 地図から村の名前が消され、立ち入り禁止地区になった「ドゥヂチ村」が舞台になっている。
ドゥヂチ村はウクライナの2番目に大きいゴメリ市から約100km。
この話が書かれた時に、村で暮らしていたのはたったの13人。
村の最年少で事故後に生まれたナージャという女の子の日々の暮らしが書かれている。

 家族のこと、村の人たちのこと、引越しをした後のこと、農作物のこと、寒い冬の暮らしのことなど。
特に、ドゥヂチ村で暮らす人たちの人間模様は詳しく書かれている。
書籍の終わりの「ゆたかさということ」という話の中には、原子力発電所の必要性について書かれているので、ここは必読してほしい。

 印象的な文章を「あとがき」から引用します。
「60億をこえた地球の人間たちの中で、豊かさの恩恵を受けているのは、わたしたち日本人をはじめ、ほんのごく一部なのです。そしてその一部の人たちの豊かさが、逆に人間本来の豊かさをこわし、多くの人たちを住みにくくさせてしまったのです。」



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