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著者  : 高木 智彦
出版社 : 角川書店
出版日 : 2005年3月20日
おすすめ: ★★★★★(amazon評価 平均5.0)
ページ数: 313ページ


 2014年8月にタイへ行ったのがきっかけでこの本を読んだ。
この本の「希望の家」とは、異なる所だが、似たような過去の子供たちが住む場所だった。
HIVに母子感染した子供や、親がエイズで亡くなった子供、生活が困難な山岳民族の子供の共同生活を伺う機会があった。

 この本は、タイ・チェンマイの北東約30kmに位置する「希望の家」
1980年代から、現地で活動する大森絹子先生が、この家の代表を務める。
そこへ、編集社を退職し取材をしたのが筆者の高木智彦さん。
その取材時には、既に大森先生の体の具合は良くなかった。
当時、希望の家には10人の男の子、5人の女の子がいた。
みんな、山岳民族の家族を持つ。
現代社会が広まった現在、山岳民族は様々な差別や偏見を受けている。

 山岳民族には、それぞれの言葉を持つ。
公用語であるタイ語が喋れないなどの条件により、国籍が認められない人が多い。
仕事は、経歴や言語が不利になり、所得の低い仕事や、売春、麻薬の取引といったところ。
親は、薬物に手を出し子供の面倒を見れなくなる。
最悪は、死に至り、育てる大人がいなくなる。
希望の家のお母さん、タッサニーは、その様な子供を育てている。

 HIVやエイズ、山岳民族の問題、チェンマイに行った事がある人には、ぜひ読んでいただきたい。
本を読み進めて行くにつれて、子供たちの成長を感じて、心がジーンとする事もある。
冒頭から、カラーの子供の写真が10ページある。
写真の顔を見ながら、読み進めていくと、より親近感が湧きますよ。



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