スポンサーリンク




   著者 : オックスファム・インターナショナル(Oxfam International)
   翻訳 : 日本フェアトレード委員会
  出版社 : 筑波書房
  出版日 : 2003年10月30日
 おすすめ : ★★★★☆(amazon評価 4.8)
 ページ数 : 103ページ


 世界のコーヒー生産者が危機を迎えている。
年々、コーヒーの生豆の価格が下がっているからだ。
そのような問題を取り上げた内容。

 日本でも有名なネスカフェのネスレ社。
ネスレのインスタントコーヒーを全世界では、1秒に3,900杯消費されていて、ネスレは莫大な利益を上げている。
残念ながら、他の事業とまとめた利益しか公開されていないため、コーヒー事業の利益の多さは隠されている。

 コーヒーショップでコーヒー1杯飲むと、たったの1%の価格しか生産者には渡らない。
中間業社や販売店でいかに、価格が吊り上げられているかがわかる。 
スーパーなどで買ったコーヒーは1パックに対して6%。
極端な低価格での取引のため、多くの農家は生活に苦しんでいるのが現状だ。

 世界の貧困や農業、フェアトレードなどに興味がある方にあすすめな1冊だ。
これらの問題に関連する書籍のリンクも是非見ていただきたい。



購読ありがとうございました。

もし良ければ下の「いいね!」や「シェア」「お気に入り登録」をお願いします

 

スポンサーリンク